9月~10月にかけて害獣駆除にとって最適なのはなぜ?

 天井裏などに侵入して騒音や糞尿などの被害をもたらす、イタチ、テン、ハクビシン、アライグマなどの家屋侵入を繰り返す動物を最近では『害獣』と呼び、彼らはクマのように冬眠することなく1年を通して活動しています。それらの害獣被害にあわれた方々が悩まれているのが、駆除施工を行う時期。『いつ駆除すればいいですか?』と、ほとんどの方がお聞きになります。

 現在進行形なら今すぐにとアドバイスを行います。しかし、害獣の家屋侵入が頻繁におきる時期は動物によって多少ことなりますが、おおよそ交尾が始まる2月後半から子育てが終わりに近づく9月初旬。ということは、それ以外の時期は害獣駆除に適しているかというと違うんですね。

気温が下がり、害獣の食べ物(鳥やカエル、魚やネズミなどの小動物やアケビやザクロなどの果実など)がなくなる11月下旬から2月中旬の間は、彼らの食べ物となる一部の小動物(コウモリ、ヤモリ、ネズミなど)が人家に侵入して春まで越冬、それを食べる害獣たちの餌場や、寒さや風雨をしのぐ立ち寄り所として頻繁に家屋侵入が行われるため、本当の意味でイタチやアライグマなど害獣の屋根裏侵入が減少するのが9月~10月の時期。

 なので、侵入が少ない時期に防除施工(害獣が外から家に侵入できるすべての穴や隙間を封鎖する作業)を行うことで追い出しにかかる手間や閉じ込めのリスクも減少するため、施工費用も低く抑えられるという意味においておすすめの時期ということになるわけです。

 但し、大きな問題がひとつ! それは害獣の侵入がおさまる時期に入ると被害にあったお客様自身がもうこれで害獣の被害が無くなるんじゃないかと思い様子をみてしまうことで、再度侵入回数が徐々に増えていき、来春には取り返しがつかない事態になるケースが往々にしてあります。常に害獣駆除にたずさわっていない方がほとんどなので、そう思いがちですが、現実は一度、害獣が侵入した民家はマーキングなどの効果によってかなりの高い確率で再侵入被害に悩まされます。

今年、前半にイタチやテン、ハクビシンなど害獣の屋根裏侵入被害に遭われた方には、9月から10月までの時期に害獣防除対策を行うことをお勧めします!

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