月別: 2017年10月

ブログ『渡辺茂樹のいたちものがかり』更新のお知らせ/短歌の運命について

アスワット顧問ブログ『渡辺茂樹のいたちものがかり』が更新されました。

今回は 『短歌の運命について  』 と題して、先日、渡辺先生が参加した同窓会の感想を詠んだ作品も含め、自ら詠んだ短歌を紹介すことで、過去から現在における短歌のあり方と行く末を、渡辺節全開、わかり易く綴っています。

短歌を趣味にされているも必読!非常に面白い内容となっていますのでぜひ一読下さい♪

 

本社ブログ/害虫・害獣駆除アスワットの奮闘記、更新のお知らせ

害虫・害獣駆除アスワットの奮闘記が更新されました!

今回は『前回のブログ・京都市西京区のイタチ再侵入の結果報告です!』です。  

前回のブログでご紹介させて頂いた京都・西京区の イタチ再侵入のお客様の現場。早速伺い、再調査した結果は?

イタチの再侵入の事例をご紹介することで自己反省とともに、プロでも再発が起こりうるメカニズムを解りやすく現場写真と図解で説明しています。

イタチ被害でお悩みの方必見! ぜひご覧ください♪

ブログ:『アスワット大阪支社のきまぐれ日記』更新のお知らせ

アスワットブログ:『アスワット大阪支社の気まぐれ日記』が更新されました。
 

今回は『吹田市・イタチ防除 経年劣化による侵入。』と題して吹田市のイタチ防除施工に伺った先でのイタチの侵入事例のご紹介。

最近手軽に侵入口の封鎖素材として使用するパンチングメタル。
手軽に加工できるがゆえの落とし穴が! 

素人の方でもわかり易く説明していますので、ぜひ、ご覧くださいね♪

本社ブログ/害虫・害獣駆除アスワットの奮闘記、更新のお知らせ

害虫・害獣駆除アスワットの奮闘記が更新されました!

今回は『京都市西京区でイタチ駆除事例ブログ書いている最中に、そのお客様から再侵入のお電話が! 』です。  

京都市西京区で大きなお屋敷のイタチ防除事例をブログにアップしようとしていた矢先、そのお客様からイタチの再侵入のお電話が・・・

自らのイタチ駆除の失敗談を通してイタチ防除の難しさをアスワット代表:福永がご紹介します。

ぜひご覧ください♪

ブログ『渡辺茂樹のいたちものがかり』更新のお知らせ・弾左衛門のこと

アスワット顧問ブログ『渡辺茂樹のいたちものがかり』が更新されました。

今回は 『弾左衛門のこと 』 と題して江戸時代初期から明治時代にかけて
実在した弾左衛門(弾家)の存在にスポットをあてて、現在なお消えない『差別』の光と闇の成り立ちを渡辺先生独自の角度から考察します。

非常に内容の濃いエッセイとなっていますのでぜひ一読下さい♪

IUCNレッドデータブックとシベリアイタチ

福永:IUCNレッドデータブックでは中国での乱獲危惧されている、ロシアの状況はよくわかっていない、チベットや東南アジアは保全の対象である、総合的に見るとシベリアイタチの保全はまあうまくいっているのではないか。といったような内容が書いてありますが、この内容についてどう思われます?


渡辺:私はその内容については、『異議有り。』と思います。保全地域でその効果が上がっていると言ったってそれは分布の辺境ですから。


福永:どれだけこの資料に信ぴょう性があるのかですけどね。 


渡辺:うん、だけど一応、現在資料としては出ているんだから、これを基に話を進めないと。それと中国など大量捕獲などの影響から大陸方面のシベリアイタチ生息状況はやばいという地元の研究者の情報もある。

 
福永:そういう事を踏まえると、どうして西日本には限られますがシベリアイタチがたくさんいるってことになるんでしょうね? 


渡辺:だからさぁ、ともかくシベリアイタチは都市に適応できたという事でしょう。もっとつっこむと日本の家屋に入りやすい。しかも断熱材がある。韓国やロシアなどの家屋は構造上、入り難い。韓国のオンドルなんかは密閉性が大事だから。ロシアはペチカだから断熱材が無い。要するに巣材が無い。その他の国の家屋構造もそんな感じじゃあないかな?

 
福永:なるほど。。。そう考えると日本の家屋構造はシベリアイタチにとって適応できる環境だという事ですね。


渡辺:そう、偶然ね。偶然って世の中結構あるんで。

 
福永:まあ、あくまでこれは想像なんで一度韓国やロシアの住居事情も調べる必要がありますね。それによってより見えて来るものあるんじゃあないですか。それと案外それらの地域のシベリアイタチは屋根裏侵入被害も少ないんじゃないですかね。


渡辺:日本の気候は高温多湿、だから家もできるだけ空気の流通も考えて隙間を作る構造ではないだろうか。

 

 

 
福永:と、いうよりも『断熱材』『天井裏』の存在が大きいのではないでしょうか。日本の住宅には二階建てなら二階に屋根裏、一階と二階の間にも天井裏という空間があります。外壁と内壁の間にも空間がある。ところが私のロシアや韓国の住宅のイメージはそういった空間が無いイメージ。あくまでも私の考えですけど。だから日本の部屋の中は電気の配線とかを天井裏や壁の中の空間に通しているのでスッキリしていますが、外国の部屋は電気の配線やガス、水道などの配管を壁の中に通さず露出している。要するに天井裏や壁の中に空間があまりなく、動物が外部から侵入するのにその空間を使えない構造ではないでしょうか?


渡辺:うん、私もキッチリと見たことはないんだけれど、オンドルは煮焚きした温風を家の隙間に送って室内を暖めるわけ。という事はその温風が外部や部屋に漏れてはダメ。当然、気密性が高くなけりゃあいけないってわけ。それとそもそも日本の住宅のように動物にとって好都合の広い天井裏がロシアや韓国などの住宅に無いかもしれない。要するに日本とそれらの国とは気象条件が違うんだよ。

 

福永:そうですね。

 


渡辺:その住宅事情などが日本に移入して来たシベリアイタチにたまたま合ってた。すごい偶然の産物で。 ( 笑 )  ともかく巣材を外から運びこむのって結構大変ですよ。それも人間の住んでいるところに後から運びこむのは。

 
福永:ということは、かなり偶然と偶然が重なった中でのシベリアイタチ大量繁殖という、世界の中でもまれな事例でもありますね。

 
渡辺:そうです。

 
福永:でもこのままシベリアイタチの繁殖を放置していても良いわけではありませんよね。


渡辺:それはまずい。だからアスワットの考え方と方法の推進。殺さずに繁殖場所を少なくして数を減らす防除施工。要するに家の中で子育て出来ないよう天井裏から追い出して再度入れない様にする。それによって数を減らし人間とシベリアイタチが穏やかに暮らす。駆除するってことは基本的にあまり良くないと思います。

 

 
福永:少し話が先に進みますが、ではなぜこれだけ日本の都市に適応したシベリアイタチが山にはいらないのでしょう? 


渡辺:福永さんはどう思います?


福永:海外の分布状況はよくわかりませんが、シベリアイタチは人間と寄り添って生きてきた動物ではないかと思うんですよ。


渡辺:案外ね。ロシアなんかでも人のいないところではあまり分布していない可能性はあります。

 
福永:日本はかなり密に家が集まっていて、その中で彼らが適応できる住宅構造条件があれば当然、繁殖するようになる。ところが山間部になると住宅もまばらになり条件も悪くなるため繁殖できない。そこじゃあないですか? 


渡辺:それと、これは佐々木さん(筑紫女学園大学教授:佐々木浩氏)の意見だけれども、シベリアイタチはチマチマといろんな物を食べるというのが苦手な動物じゃあないか?ということ。糞を分析すると昆虫なんかも出てくるんだけれども、量からいえばクマネズミが圧倒的に多い。ところが山の中に多くクマネズミなんかいないじゃない。

 
福永:なるほど。クマネズミも都市に適応して民家やビルなどに住み着いて生活している。それを主食としているシベリアイタチも同じく人間の生活に密着し、共にい移動しながら生活圏を共有しているということですね。

 
渡辺:そう。だから多くの人たちが山に生活圏を移す、言い方を変えれば山が人工的に荒れるとシベリアイタチも山に入る可能性はあるのではないかと思うんですが。それと話が少しそれるけど、ロシアや韓国、中国など今、シベリアイタチが少なくなっているというよりも、実は昔からそんなに密にいなかった可能性もある。あくまでも僕の憶測だけど。だって確証あるきっちりとしたデーターがないんだから。

 
福永:うん、私もそう思います。 


渡辺:どちらにしても、大まかにいえば外国では絶滅危惧種として危ぶまれているシベリアイタチが西日本では多く生息していることは、世界的にみても稀な現象であり、その理由は、日本独特の建築構造及び生活様式などがシベリアイタチが繁殖するうえで好都合であったのではないかという可能性が高いといえるのではないかということいです。

 
福永:全く同感です。今後それを証明していく調査を私たちで早急にしていく必要がありますね。本日は忙しい中、ありがとうございました。

イタチの足跡ってどんな形?

家屋侵入被害を止める害獣駆除で最も重要なのが、侵入している害獣の特定。
侵入している動物が何かわからなければ駆除や防除の方法が決められません!

では、何に基づいて特定するかと言えば、彼らが天井裏や侵入経路などに残していった形跡です。

今回はいろんな害獣の中からイタチ(シベリアイタチ)の足跡と形跡をご紹介します♪

①シベリアイタチの足跡(足跡残留試薬を使用)

②シベリアイタチの足跡(足跡残留試薬を使用)

イタチは前後足とも五本指ですが、歩き方によっては第1指(1番内側の指)が残らない場合があります。

前足、後足の判定は単体の足跡においては非常に難しいですが、基本的に蹠行性(しょこうせい)の動物は前足より後足の方がキッチリかかとまで着くことが少ないため指と爪の足跡の場合は後足の可能性が高いです。
(場所と歩き方によっても異なります)

次にシベリアイタチの足跡の形跡による侵入経路追跡のしかたはご覧の通りです!

これが全て特定できればイタチの完全駆除に一歩近づきますよ。ぜひ参考にして下さいね♪

 

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