家屋侵入する害獣の「駆除」と「防除」の違い。

害獣の見積調査後の説明時にお客様から『駆除』と『防除』ってどう違うの?と時々聞かれることがあります。確かに一般の方々からすれば『駆除』という言葉はよく耳にすしますが『防除』という言葉は馴染みがないですよね。

では、どうやって使い分けるのか? ここでは『駆除』『防除』の違いを解りやすく説明します。


辞典を調べると以下のような記載があります。

  • 駆除 害虫などを追い払ったり、殺したりして除くこと。 「害虫を-する」
  • 防除 ① 災害などを防ぎ除くこと。 「通害を分ち職として之を-すべきの担任に至つては/民約論 徳」② 農作物の病虫害を防ぎ駆除すること。

【出典:三省堂 大辞林 第三版からの引用】


事典だけではなく現在でも一般的には同じ意味合いで使われることが多いのですが、しかし少なくとも、私たちが生業にする屋根裏に侵入す害獣を扱う業界においては「駆除」と「防除」を違う言葉として以下のように使い分けるようになってきています

【害獣業界での駆除とは】
建物の中に侵入する害獣を扱う業界での「駆除」とは、繰り返し天井裏や床下、もしくは人が人が生活する居住スペース(部屋の中)などに侵入してきたり、あるいは、住み着いたりした害獣を捕獲、もしくは薬剤によって殺処分、忌避することで一時的に家屋内から除去(居なく)することを指します。

【害獣業界での駆除とは】
建物の中に侵入する害獣を扱う業界での「防除」とは家屋内など私たちが侵入して欲しくない範囲(スペース)に存在する隙間や穴を封鎖する作業や、その他の方法によって、これから害獣が侵入できないような対策を施すことを指します。


♣まとめ♣
以上のことから害獣が家の中や天井裏に侵入していたり住み着いていたりすろ場合は、捕獲や煙霧などの忌避薬剤を使用して一旦『駆除』を行ったあと、これから二度と家の中に侵入しないよう害獣が入れる穴や隙間を全て塞ぐ施工を『防除』と使い分けています。

 

 

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